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TOEICパート7は最後まで終わらなくても900点取れます

TOEICテストの最難関といえば、パート7の長文問題。とんでもない量の英文が次々と繰り出され、ほぼすべての受験者の心がここて折られることになります。

いったいどうやったら最後まで解き終わるんだろうと思いますよね。でも実は、よほどの高得点(950点以上など)を狙う人でなければ、そもそもパート7を最後まで解き終える必要はなかったりします。たとえば900点でしたら終盤の10問以上が塗り絵になっても届きます(実体験)。

したがって超上級者以外はスピードを意識する必要はそれほど優先的ではなく、むしろ確実性を上げたほうが英語力アップにも得点上昇にもつながります

以下、もう少しくわしく説明したいと思います。

まずは制限時間なしで満点を取れる実力を身につける

机の上のノート

「制限時間が無制限なら満点を取れる」。TOEICの長文問題では、まずこれを目標にしましょう。

時間無制限で公式問題集を解いてボロボロ失点してしまう状態ですと、基礎力が十分じゃない可能性が高いです。その段階でスピード重視のトレーニングをしても、あまり力は伸びないんですよね。

まずは英単語と英文法とリーディングの力を着実に伸ばし、制限時間が無限なら満点に近い点数が取れる状態を目指すのがおすすめです。この状態になってから速さを意識したトレーニングに移れば十分です。

パート7が全部終わらなくてもTOEIC900点は取れます

実はパート7が全部終わらなくても900点ぐらいなら取れます。

僕は今までTOEICを2回受けたことがあり、最初の旧形式では870点、2回目の新形式では900点を取ったのですが、いずれもパート7を最後まで解き終えることはできませんでした。たしか十数問を塗り絵したと思います。

確率的にいってその十数問のうち3つか4つはまぐれで正解していたはずですが、それでも10問近くをまるまる落としていますからね。それでも800点台の後半から900点はいくわけです。

ただTOEICは偏差値で点数を出すので、絶対とはいえませんが。簡単なテストのときはほとんどの人が最後まで解き終わる可能性もあります。その場合、ぜんぶ解き終えても点数はあまり伸びません。しかしTOEICはどんどん難化しているので、そのような事態はあまりないでしょう。

ついでに言っておくと僕はパート3とパート4のリスニングもあまり得意ではなく、テスト中に放心状態になってしまうこともありました。「パート7が終わらなかった代わりにリスニングの出来がめちゃくちゃ良くて前半で満点取ってた」みたいなこともないので安心してください。

この例からわかるように、800~900点を狙う場合でさえも全部解くことは意識しなくていいわけです。雑になってできる問題まで落とすぐらいなら、しっかり問題を解いたほうがいいですよね。だから確実性を身につけるのが先決です。

TOEICパート7は簡単な問題を先に解いていく

最後まで終わらなくてもいいとはいっても、できることなら拾える問題は拾っておきたいところ。すぐに正解がわかる簡単な問題が手つかずのままだったら悔いが残りますから。

残り時間10分とかになったら残りの設問をざっと見渡して、すぐに正解できるタイプの問題がないかどうかをチェックするのがおすすめです。

ではどういう設問が確実に拾えるタイプなのかというと、文章をたくさん読まなくても解けるタイプの問題です。文脈を把握する必要がなく、ピンポイントに正解を導き出せる設問ですね。

たとえば同義語問題がそれです。「第2段落の1行目にあるナニナニの単語にもっとも近い意味の単語はどれか」みたいなやつ。時間がなくなったらまず同義語問題がないかだけでもチェックしていくのがおすすめです。これはすぐに解けます。

逆にNOT型の設問は文章全体を読む必要があるので注意してください。「次の4つのうち問題文に含まれていない情報はどれか」みたいなやつですね。これは後回しにしたほうが賢明です。

パート7攻略におすすめの参考書は過去問題集

TOEICパート7のトレーニングにおすすめの問題集は、やはり公式の過去問になります。

1冊に繰り返し取り組むことになりますし、多くても2冊買えば十分です。ただし最新のものを買ってください。新しい問題集のほうが次回の本番に近い内容になりますから。

これを「時間無制限ならほぼすべて正解できる」ところまでもっていくのが最初のゴール。この目標を達成したあとでスピードを意識したトレーニングに切り替えます。

ただし試験直前は本番通りの制限時間で練習したほうがいいです。制限時間の感覚をつかんでおきましょう。

 

ついでにいっておくと、TOEICに関係ない普段の英語学習では多読とシャドーイングを軸にするのがおすすめです。この2つの学習法は第二言語習得研究でもその効果が裏打ちされていますので。

アウトプット力も鍛えたいなら瞬間英作文がおすすめですが、英会話や英文ライティングを必要とする人以外は無理にやらなくてもいいです。

普段の英語学習ではTOEICの教材を使う必要はなく、自分が興味をもてる英語素材を使って多読・シャドーイング・瞬間英作文を積み重ねていくのが王道です。

まとめ

以上、TOEICパート7についてのお話でした。

・TOEICパート7は最後まで終わらなくても900点くらいなら取れる
・だからよほどの高得点を狙うのでなければ無理にスピードを求めるよりも確実性を重視したほうがいい
・制限時間が迫ってきたら拾える問題(同義語問題など)を先に拾っておく
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