英語で日記を書くとライティング力が上がると言われますが、「続けるのが大変」「正しい表現がわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか?
そこで登場するのが、AIツールのChatGPT(誰でも無料で使えます)。
これを英語日記と組み合わせることで、ライティング力・語彙力・スピーキング力まで飛躍的に向上させることが可能です。
この記事では、ChatGPTを活用した英語日記の書き方を詳しく解説し、最大限の学習効果を得るための実践的な方法を紹介します。
英語日記を書いて得られる3つの効果
まず英語日記を書くことの効果を見ておきましょう。メリットを知っておいたほうが、モチベーションを維持しやすいからです。
英語日記を書くことのメリット
英語日記を書くことで、おもに次の3つの効果が発動し、英語力が伸びていきます。
1. 使える語彙が増える
英語日記を書くと、自分がよく使う表現や語彙を実際に使う機会が増えます。
例えば、日常の出来事を英語で表現しようとすると、「今日は疲れた」「天気が良かった」など、基本的なフレーズでも意外と英語で言えないことに気づくはずです。
こうした表現を毎回調べて書いていくことで、自分の使える語彙が増え、英語での表現力が高まります。真の語彙力がつくんですね。
2. ライティングの流暢さが向上する
日記を書くことは、ライティングのスピードを上げるのにも役立ちます。
最初は時間がかかるかもしれませんが、続けることで「こういうときはこの表現を使う」といったパターンが自然と身についていきます。
英語をすらすらと書けるようになれば、試験のエッセイや仕事のメールでもスムーズに文章が書けるようになるでしょう。
3. 英語で思考する習慣がつく
英語日記を書くことで、少しずつ英語で考える力がついていきます。
最初は日本語で考えてから英訳する形になるかもしれませんが、続けるうちに「この表現なら英語でこう言えばいい」と、直接英語で思い浮かぶようになります。
これはスピーキングの力にも直結するので、英会話をスムーズにするためにも効果的です。
おまけで付いてくる日記自体の絶大な効果
おまけとして述べておきたいのですが、英語日記を書くことで、日記をつけること自体の効果も得られます。
精神医学者の樺沢紫苑によると、日記を書くことで次のようなメリットがあります。
ストレスの軽減
自分の気持ちや考えを書き出すことで、頭の中が整理され、気持ちが落ち着く効果があります。
悩みやストレスを文章にするだけでも、感情が客観視できるようになります。
自己理解が深まる
日記を書くことで、自分の思考や行動のパターンに気づくことができます。
例えば、「最近忙しくて疲れている」と日記に書くことで、自分の生活習慣を見直すきっかけにもなります。
目標達成のモチベーションが上がる
日記を通じて、自分の進捗を記録することができます。
英語日記なら、「以前よりも自然な表現が使えるようになった」「ミスが減ってきた」といった成長を実感しやすく、学習のモチベーションが高まります。
このように、英語の勉強だけでなく、精神的な健康や自己成長にもつながるのが日記の大きなメリットです。自分の考えや感情を書いて外部化することで、精神の健康が改善していくんですよね。
英語の勉強をしつつこの効果を得られるのはお得です。
英語日記を続けるのはなぜ難しいのか?
とはいえ、英語日記を続けるのは難しいものです。僕も何度も挫折した経験があります(たぶん4~5回)。
なぜ難しいかというと、多くの人が完璧を求めてしまうからです。
「正しい文を書かないといけない」「文法ミスをしてはいけない」と思うあまり、時間がかかりすぎたり、そもそも書くことをやめてしまったりするんですよね。
でも実際、間違った文章ばかり書いていても英文ライティングは上達しません。変なクセがついてしまう危険性もあります。
完璧主義に陥ると日記が続かないし、いい加減な英語を書いていても英作文の力はつかない…ではどうすればいいのか?
ここでChatGPTを使えば一気に楽になります。
次のセクションでは、ChatGPTを活用した英語日記の書き方を詳しく解説します。
ChatGPTを使って英語日記を書く方法
英語日記を書くことは、ChatGPTを活用すれば格段に楽になります。ここでは、ChatGPTを使って効率よく英作文力を伸ばす方法を紹介します。
1. まずは書いてみる
まずは何も見ずに、とにかく英語で書いてみましょう。最初は3行程度でOKです。
ポイントは 「完璧を求めないこと」。シンプルな文章で十分なので、とにかく書くことを習慣にしましょう。
ChatGPTのコメント欄に直接書いてもいいですし、Wordなどに書いてそれをChatGPTにコピペしてもいいでしょう。
2. ChatGPTに添削してもらう
書いた文章をChatGPTにチェックしてもらいます。
自分が書いた英文を貼り付けて、「不自然なところはありますか?」と聞くだけで、より自然な英語表現を提案してくれます。
ChatGPTの英文添削能力は高いので、安心して使いましょう。ChatGPTの日英翻訳の腕前は、すでに一流の翻訳者並みです(英日よりも日英のほうが上)。
3. 添削された英文を書き写す
コピペではなく、添削後の英文を自分の手で書き写すのが理想的です。手を動かすことで、英語のフレーズが記憶に定着しやすくなります。
紙に書くか、タイピングで入力するかは、自分の目的に応じて選びましょう。
英検1級のように紙で書かなくてはならない試験に挑戦する場合は、紙に書くことに慣れておいたほうがいいです。Toeflや英検scbtのようにパソコンに向かって入力する試験に挑戦する場合は、パソコンでの英語入力に慣れておいたほうがいいでしょう。
どうしても手で書くのが面倒な場合は、コピペでも構いません。「続けること」 が最優先です。
4. 添削から学び次回に活かす
ChatGPTの見事な添削を見ると、「なるほど、こう言えばよかったのか!」という発見があるはずです。
驚きや感動とともに学んだ表現は記憶に残りやすいので、使えそうな単語やフレーズはストックしておきましょう。
そして次回からの英語日記で積極的に使っていきます。こうすると自然な英語が書けるようになっていきます。
・使えそうな表現をストックする
・次回の英語日記で積極的に使う
こうして「書く → 添削 → 学ぶ」のサイクルを回すことで、少しずつ英作文の精度が上がっていきます。
英語日記の効果をブーストさせる方法
今まで紹介した方法で英語日記を書くこと自体に大きな効果があります。
しかし、それだけで終わらせず、さらに英語力を向上させるために、書いた文章を最大限に活用しましょう。以下の2つの方法が特に効果的です。
1. 音読と暗唱
ChatGPTに添削してもらった英文を音読することで、表現がより深く定着します。
自分が伝えたかった内容が反映された文章なので、他人の文章を覚えるよりもスムーズに習得でき、実際の会話でも自然と使えるようになります。
さらに、暗唱できるレベルまで繰り返し音読することで、英作文の力が向上し、スピーキングの瞬発力も高まります。音読時には、抑揚やリズムも意識すると、より実践的な英会話力が身につくでしょう。
2. オンライン英会話の台本として活用
ChatGPTが添削した英語日記の文章は、オンライン英会話のスクリプトとしても活用できます。
オンライン英会話は、ただ漠然と会話するよりも、「今日はこの表現を使ってみよう」と決めて臨んだ方が、学習効果が高まります。事前に書いた日記をもとに練習すれば、会話の流れをスムーズに作りやすくなり、自信を持って話せるようになります。
また、実際のレッスンで添削された表現を使ってみることで、より実践的な使い方を学ぶことができ、記憶にも定着しやすくなるのです。
オンライン英会話はこの3つから選べばOK↓
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まとめ
英語日記を書くことは、語彙力やライティング力を高めるだけでなく、英語で考える習慣を身につけるのにも効果的です。しかし、完璧を求めすぎると続けるのが難しくなります。
そこで活用したいのがChatGPT。
ChatGPTを使えば、英語日記の添削を手軽に受けられ、自然な表現を学びながらライティング力を向上させることができます。さらに、添削後の英文を音読・暗唱したり、オンライン英会話の台本として活用することで、スピーキング力まで鍛えられます。
「書く→添削→学ぶ」のサイクルを回しながら、無理なく英語日記を継続していきましょう。英語力の向上だけでなく、日記を書くこと自体のメリットも得られるので、一石二鳥の学習法です。
この学習法が自分に合っていると感じる方は、ぜひ今日から取り入れてみてください。
よくある質問(Q&A)
Q1. 英語日記を書くのに、どのくらいの英語力が必要ですか?
A. 初心者でも大丈夫です!最初は「Today was a good day.」「I ate ramen for lunch.」のようなシンプルな文章から始めましょう。続けるうちに表現が増えていきます。
Q2. ChatGPTは無料で使えますか?
A. だれでも無料で使えます。有料プラン(ChatGPT Plus)にすると、より高度なAIモデルを利用できますが、無料プランでも十分です。
Q3. ChatGPTの添削はどのくらい正確ですか?
A. ChatGPTは非常に高い精度で英語の添削ができます。特に日英翻訳や英文ライティングの修正は一流の翻訳者並みで、自然な表現を提案してくれます。
Q4. ChatGPTの添削を受けるとき、どんな風に質問すればいいですか?
A. 「この英文に不自然な表現がありますか?」や「より自然な表現に直してください」と聞くと、適切な添削をしてくれます。
さらに、「フォーマルな表現にしてください」や「カジュアルな英語にしてください」と指定すると、目的に合った英文を提案してもらえます。
Q5. 英語日記のネタが思いつかないときはどうすればいいですか?
A. 「今日の出来事」「最近気になったこと」「将来の目標」「好きな映画や本の感想」など、自由に書いてOKです。
ChatGPTに「英語日記のネタを提案して」と頼めば、アイデアを出してもらうこともできます。
Q6. 毎日続けるのが難しいです。三日坊主にならないコツはありますか?
A. 無理に長い文章を書こうとせず、まずは1〜3行でOKと考えると続けやすくなります。書いたものをSNSに投稿したり、英語学習仲間と共有したりするのもモチベーション維持に効果的です。
英語日記を書く時間帯を固定していますのも習慣化のコツ。おすすめは、すでに習慣になっている行動に紐づけることです。
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Q7. 手書きとパソコン入力、どちらのほうがいいですか?
A. どちらでもOKですが、目的に応じて使い分けるとよいでしょう。英検1級のような筆記試験に挑戦する場合は手書きがおすすめです。TOEFLやオンライン試験を受けるなら、タイピングの練習を兼ねてパソコン入力が向いています。
Q8. 英語日記はどこに書くのがいいですか?
A. ノートに手書き、PCやスマホのメモアプリ、Google Docs、専用のジャーナルアプリなど、自分が続けやすい方法でOKです。オンラインで書く場合は、ChatGPTとそのままやりとりしやすいメリットがあります。
本文でも解説したとおり、かならず添削された後の文章を書き残すようにしてください。添削される前の文章は比較のために残してもいいし、そのまま書き捨てでもいいです。
Q9. 添削してもらった英語をすぐに忘れてしまいます。どうすれば定着しますか?
A. 添削された文章を書き写したり、音読・暗唱したりすると記憶に残りやすくなります。また、「この表現は今度の英会話で使おう」と意識すると、実際の会話で活用しやすくなります。
Q10. 英語日記でスピーキング力は本当に上がりますか?
A. はい、上がります。書いた文章を音読・暗唱することで、会話でスムーズに使えるようになります。さらに、オンライン英会話の台本として活用すれば、実際の会話の練習にもなります。
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