リーディング学習でリスニング力も伸びる理由【正確な発音がカギ】

リーディングならそこそこできるのに、リスニングになるとからっきし駄目。

こういう人は多いと思います(わたくしもその傾向)。

しかし実は、リーディングができる時点でリスニングにおいても有利な立場にあることが明らかになっています。なぜならリーディング力とリスニング力は密接に関連しているから。ある条件を満たしたうえでリーディングをすると、リスニング力も伸びるというんですね。

その条件というのは英語の正確な発音ができること。

以下くわしく解説するとともに、発音トレーニングにおすすめの教材と動画を紹介します。

なぜリーディングでリスニング力も伸びるのか

ノートパソコンの上に置かれたヘッドホン

なぜリーディングがリスニング力に好影響を与えるのか?

以下の3点がその理由です。ちなみに1つ目がこの記事における最大のポイント。

1. 頭のなかで流れる英語音声がリスニング力を上げる
2. 読解スピードが上がるほど高速リスニングに対応できる
3. 語彙力の増大で聞き取れる英語が増える

1 頭のなかで流れる英語音声がリスニング力を上げる

文章を読んでいるとき、人間は頭のなかで無意識に音読をしています。

このとき言語の正確な発音ができていると、頭のなかの音読が自然とリスニングのトレーニングにもなるのです。

ちなみにこれは『英語耳 発音ができるとリスニングができる』という名著で有名な松澤喜好の主張です。

正確な発音というところがカギ。正しく英語を発音できないとこの効果は発動しません。

 

2 読解スピードが上がるほど高速リスニングに対応できる

読んでも理解できない英語は聞き取ることができないとよく言われます。

しかもただ内容を理解できるだけではダメで、返り読みすることなく頭から英文を読み下していけないと、リスニングもできないんです。

逆にいうと、読むスピードが速ければ速いほど、より高速のリスニングにも対応できるということです。

こうしてリーディング力がリスニング力に直結します。

 

ちなみに、返り読みせずに英文を読む能力を伸ばすなら音読が効きます。これは通訳の神様として知られる國弘正雄が主張していることでも有名。

リスニングのスクリプト(台本)を音読すると特に効果的です。

 

3 語彙力の増大で聞き取れる英語が増える

語彙力がなければリスニングはできません。

いくら正確に音を聞き分けられても、その単語を知らなければ意味を理解することはできないですよね。

リーディングは語彙力を伸ばしますから、ここでもリスニングに好影響を与えます。

 

正確な発音を身につけてリーディングとリスニングを結合させよう

本記事の最大のポイントは①の「頭のなかで流れる英語音声がリスニング力を上げる」という話。

文章を読むとき人間は頭のなかで無意識の音読をしています。そして正確な発音ができると頭のなかで正確な英語が流れ、それがリスニング力を押し上げるのです。

リーディングは得意なのにリスニングが苦手という人は、この発音が欠落しているケースがほとんどのはずです。逆にいえば、発音さえ身に着けておけばリスニングはグングン伸びます。

 

でも正確な発音を身につけることが難しいんですよね。学校ではまず教えてくれません(というか教師にもその力がない)。

発音なんて通じればなんでもいいじゃないかと思ってたよ…

実際そう考えている人は多いと思います(僕はそうでした)。たしかにスピーキングは多少ブロークンでも通じればそれでオッケーなんですよね。

発音なんてなんでもいいと思えてしまいます。

しかし何が罠かというと、発音ができないと聞き取りも育たないという点。そしてリーディングによるリスニング力アップ効果を引き出すにも、正確な発音が必要という点なんですよね。

だからやっぱり、なるべく学習の初期の段階で発音をトレーニングしておいたほうがいいです。実際、語学の達人たちは学習初期に発音学習にこだわる傾向にあることが明らかになっています。

関連:成功者に共通するコツはこれ『より良い外国語学習法を求めて』【書評】

とはいえ発音を身につけるのに遅すぎるということはないのでご安心を。

ではどうやったら正確な発音を身につけられるのか?次にその話に移りたいと思います。

 

まずは『英語耳』から始めよう

まずは『英語耳』に取り組むことがオススメです。2004年に発売された非常に有名なテキスト。

メインの内容は子音編、母音編、音声変化編にわかれ、日本語にはない英語独自の音の出し方をくわしく解説してくれます。当然CDとイラストもついてます。

最初にこれでアルファベットごとの発音を身に着けましょう。

 

英語耳シリーズは色々と発売されていて、本書以外でおすすめなのは緑の表紙の『15時間で速習 英語耳 頻出1660語を含む英文+図で英会話の8割が聞き取れる』というやつ。

それぞれの文章は短めで、スピードはかなり速め。繰り返しシャドーイングの訓練をするのにもってこいです。この一冊を極めましょう。

この参考書をマスターすると、TOEICリスニングの得点などはグングン上昇していきます。

関連:シャドーイングしても効果が出ない?【科学的に正しい方法を紹介します】

 

Youtubeでネイティブ講師の動画を見よう

発音の習得は、テキストに自力で取り組むだけだとなかなかハードです。イラストと文章だけの説明だとどうしても限界があるんですよね。やっぱり映像がほしいところ。

ということでネイティブ講師によるYoutube動画も活用しましょう。

おすすめはサマー先生のチャンネル。すさまじいクオリティで、怖ろしいほど有益なチャンネルです。

この動画を見ながら発音を真似していくと実力がつきます。『英語耳』と並行して利用すると、大きな相乗効果が期待できるでしょう。

英会話系の動画はこのようにネイティブのものを見るようにしてください。日本人とかの動画だと、いくら上手に見えてもネイティブ基準では微妙だったりするので要注意です。

 

まとめ

以上、リーディング学習でリスニング力まで伸びる理由と、その効果を引き出すための発音トレーニングについて解説しました。

最後にざっくりとまとめておきます。

・リーディング力とリスニング力は密接に関連している
・リーディング学習によって①読解スピードがアップし、②語彙力が増え、③頭のなかの音読でリスニングのトレーニングができ、この3つがリスニング力も押し上げる
・③の効果を引き出すには英語の正確な発音ができることが条件
・発音トレーニングには『英語耳』とネイティブのYoutube動画を使う
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