自己啓発の名著を英語で読むならこれ【おすすめの洋書9冊】

洋書の多読を成功させるコツは、興味の湧く本だけを読むことです。

そして多くの人に関心を抱かせるジャンルといえば自己啓発。自分の人生や生活に直結する内容だからですね。

したがって海外の自己啓発の名著を原書で読むのは、多読の戦略として非常におすすめです。

でも名著といってもどんなものがあるのかわからないんだけど…

というわけでここでは、僕が今まで読んだ名著のなかからとくにおすすめの洋書を紹介します。

なお別ジャンルの洋書については以下の記事から参考にしてみてください。

洋書の多読ならこれを読もう【ジャンル別おすすめの名作13冊】
英語学習の王道といえば洋書の多読。語学達人は決まって多読をおすすめしてきますよね。 どういったものを読めばいいのでしょうか? この記事では僕が読んだことのある約200冊のなかから、とくに面白くそして読みやすかった本を紹介します。...

デール・カーネギー How To Stop Worrying and Start Living(道は開ける)

自己啓発のジャンルでもっとも有名な人といえばおそらくデール・カーネギーでしょう。代表作は『人を動かす』と『道は開ける』。

ここでは後者の原書であるHow To Stop Worrying and Start Livingをおすすめします。

人生に行き詰まった人々がどのようにその苦境と直面し乗り越えていったかを、ユーモアと優しさに満ちた文章で綴る古典的名著です。

アメリカ的なフランクさで親しみやすい内容ながらも、どこか高尚なトーンがある本書。俗っぽすぎる方向に行きすぎず、バランス感覚が優れています。

文章も読みやすいです。単純に読み物として面白く、何度読んでも飽きませんね。幅広い層におすすめできる本です。

なお『人を動かす』のほうは対人関係に特化した内容です。幅広くおすすめできるのは『道は開ける』ですが、売れ行きは『人を動かす』が上なので、興味のある人はこっちも原書で読んでみるといいでしょう。

 

ノーマン・ヴィンセント・ピール The Power of Positive Thinking(積極的考え方の力)

世界には自己啓発の御三家とよばれる大物が存在します。デール・カーネギー、ナポレオン・ヒル、そしてノーマン・ヴィンセント・ピールです。

ピールの代表作がこのThe Power of Positive Thinking。邦題は『積極的考え方の力』。

ナポレオン・ヒルが世俗的な成功に特化しているのに対して、こちらはやや高尚な内容となっています。ピールはキリスト教の牧師ですから、本書でも聖書からの引用が多用されます。

とはいえアメリカナイズされたフランクなトーンが基本で、文章も読みやすいです。デール・カーネギーをちょっとだけ難しくしたぐらいでしょうか。

なおVermilion社のペーパーバック版は文字が潰れて読みにくいので、視力の悪い人は注意してください。

 

ヘイル・ドゥオスキン The Sedona Method(セドナメソッド)

次はヘイル・ドゥオスキンの名著The Sedona Methodをおすすめします。邦題は『人生を変える一番シンプルな方法 セドナメソッド』。

簡単にいうと瞑想のテクニックを指南してくれる本です。内観瞑想をシステム化し、だれにでも実践可能な簡単な手順にまとめあげています。世界中の経営者に実践されていることでも有名。

・いま自分のなかにある感情を認識し受け入れる→その感情を手放す

基本的にはこのプロセスの繰り返しなのですが、とても効果があります。不安や恐れや哀しみや怒りがリセットされ、感情が整理されていきます。

文章が非常に読みやすい上に、ボリュームも400ページ超えとけっこうあるので、多読用の洋書としてみても非常に優秀ですね。

ただし序盤はかなり冗長でなかなか話の核心に飛び込んでくれない感があるので、最序盤のほうで投げ出さないように注意してください。

 

ルイーズ・ヘイ You Can Heal Your Life(ライフヒーリング)

セルフ・アファーメーションの女王ルイーズ・ヘイの名著です。邦題は『ライフ・ヒーリング』。日本ではなぜか知名度がありませんが、世界で5,000万部も売れているモンスター本。

読者の自己肯定感を高めるための内容になっています。鏡のなかの自分を見つめて肯定的な言葉を投げかける、自分を承認する言葉を1日に300回は唱えるなど、即効性のある技術も紹介されていきます。

文章はかなり読みやすいほうだと思います。余白が多い構成なので、読んでてストレスが少ないのもいいですね。

 

リック・ウォレン The Purpose Driven Life

リック・ウォレンはアメリカのプロテスタント系キリスト教会の牧師。代表作の本書は世界で3,000万部を超える売り上げを誇ります。

上述したノーマン・ヴィンセント・ピールをさらに宗教的にしたような感じですね。キリスト教の信徒に向けて語りかけるような内容になっています。

しかしキリスト教の信徒でなければ読めないかというとそんなことはなく、誰が読んでも得るものがある非常に啓発的な良書です。けっこうスパルタというか、読者に高いハードル課してくる系です。

文章がとても読みやすいため、いきなり原書で読んでも問題ありません。

 

エックハルト・トール A New Earth(ニューアース)

現代世界でもっとも精神的影響力のある人物といわれる男。それがエックハルト・トールです。

簡単にいえば釈迦みたいな境地の人。29歳のときに突発的に悟りを開き、The Power of NowおよびA New Earthという二冊の名著を残しています。ここでおすすめするのは後者のA New Earth。アメリカだけで600万部を売った有名な本です

読んでみると内容のレベルが非常に高く、こんなのが600万部も売れたのかよと逆に驚きますが、ともかく素晴らしい本であることは確か。読んでいるだけで瞑想状態に入れます。

文章はやや難しめなので中級者~上級者向けですね。

The Power of Nowのほうはトールに対する疑問や批判にトールが答えるという対話篇になっているため、一冊目に読むと挫折しやすいと思います。したがって一冊目にはA New Earthのほうがおすすめです。

 

ニール・ドナルド・ウォルシュ Home With God(神へ帰る)

ニール・ドナルド・ウォルシュの人気シリーズ「神との対話」シリーズの最終巻。邦題は『神へ帰る』となっています。

このシリーズは何冊も出ていますが、最高傑作は本書だと思います。最終巻のテーマは「死」です。腰が抜けるようなことばかり書かれているので、わりと人を選ぶ内容かも。

ニールは筆記で神と対話します。対話の相手はほんとに神なのかとか突っ込もうと思えばいくらでもツッコミを入れられるのですが、内容が凄いことは確かです。

頭ごなしに語りかけられるだけでなく、ニールがそれに応答しツッコミを入れ、両者の対話がそのまま本にされているところが特徴。

文章はかなり読みやすいです。堅さはありません。というか内容のわりに文章がフランクすぎて違和感があるほどです。

シリーズは何冊も出ていますから、本書に抵抗なくハマれれば、当分は読む本に困らない状態にもっていけます。

 

パラマハンサ・ヨガナンダ An Autobiography of a Yogi(あるヨギの自叙伝)

インドの聖者パラマハンサ・ヨガナンダによる伝説的な名著。アメリカに渡った彼が、現地の読者向けに英語で書いた本です。

現代の西洋世界にヨガが普及したのはこの男の影響によるものといっても過言ではありません。

とりあえず読み物としての面白さが異常。内容はヨガナンダの自伝で、ユーモアあふれる明るい文章がひたすら楽しいです。奥深く啓発的な内容ながらも、堅さはまったくありません。腰が抜けるほどの超常現象もどしどし登場しますが、不思議と説得力があるんですよね。

ガンジーやラマナ・マハルシなども登場し、インド宗教界のオールスターといった趣も。

文章もかなり読みやすいです。日本語版は値段が高いので、興味が湧いたらぜひとも原書で読みましょう。

 

A Course in Miracle

ルイーズ・ヘイやエックハルト・トールの著作でもちらほら言及される伝説の本。ニューエイジのバイブルとされています。

無神論者だったアメリカ人心理学者が神的存在の声を聞き、それを書き留めたものとされています。ウォルシュの例と似ていますが、こちらは対話篇ではなく、一方的に語りかけられています。またフランクなトーンも皆無で、ひたすら厳粛。

前半は理論編、中盤はトレーニング編、後半は教師側の人間へのアドバイスになっています。

中盤のトレーニング編が非常に有益です。365個のセクションに分かれていて、1日1個を実践し、1年で終了する構成。各セクションは半ページぐらいの短い文章です。

文章は怖ろしいほど難しいので超上級者向けの洋書といえます。前半の理論編は鬼です。トレーニング編を中心に読むとよいでしょう。

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