当サイトはアフィリエイト広告を利用しております

【2冊だけ】英単語学習の最短ルート!洋書を読める語彙力をつける方法

リーディング上達のためには英単語の暗記は欠かせないよね。でもどの参考書を使えばいいのかわからないな…。効率的に勉強できる本とかあるのかな?

この記事ではこんな悩みに答え、おすすめの英単語テキストを紹介しようと思います。

英単語学習には「初心者から上級者までこれだけやっておけばオッケー」という参考書が存在します。

それはZ会から出版されている「速読英単語」シリーズです。

そしてそこからさらに上を目指す場合には、「究極の英単語」シリーズをマスターして1万2千語のボキャビルを達成します。

基本的にこの2種類の参考書だけを見ておけば大丈夫。なぜこの参考書がおすすめなのか?

以下、その理由を解説していきます。

英単語学習に「速読英単語」がおすすめな理由5つ【暗記が楽になる】

本棚に並んだ英単語テキスト

まずは「速読英単語」シリーズから。

なぜ英単語学習にこれを激しく推薦するのか?その理由は以下の5つです。

1 無味乾燥な単語集より飽きにくい
2 長文のなかで覚えると忘れにくい
3 リーディングの勉強にもなる
4 リスニングの勉強にもなる
5 余計なテキストに手を出さずに済む

1 無味乾燥な単語集より飽きにくい

無味乾燥な単語集だと、学習を継続するのに鬼の根性が必要になりますよね。

しかし長文ならそれぞれの文章に違ったテーマや物語があり、飽きにくく続けやすいのです。

2 長文のなかで覚えると忘れにくい

人間の記憶力は情報を関連させて覚えることで真の力を発揮します。

単独で覚えたらすぐに忘れてしまう単語でも、長文の文脈と関連させて覚えると忘れにくくなるのです。

3 リーディングの勉強にもなる

長文で英単語を覚えるようにすれば、自然とリーディング学習にもなります。

長文を理解する過程で精読の力が、何度も繰り返し音読することで多読の力がつきます。

英単語の知識がストックされていくだけでなく、リーディングの力も一緒に伸びていくので一石二鳥。

4 リスニングの勉強にもなる

またこのテキストには音声が付属しています。これを有効活用しましょう。

学習しおわった文章の復習に使います。具体的にはシャドーイングをします。リスニング力を筆頭に、あらゆる能力が伸びていきます。

ただし、未知の文章をリスニングするのは負荷が高いので、こっちはやる必要ありません。学習し終わったセクションを、リスニング学習の教材として使いまわしましょう。この順序が大事です。

5 余計なテキストに手を出さずに済む

英語学習は、色んなテキストに手を出しすぎると失敗します。コレ!という参考書を徹底的に学習したほうが伸びるんですね。

英単語テキストを速読英単語に絞ることで、余計な回り道を回避できます。

 

以上の5点が「速読英単語」シリーズで学習するメリットになります。

基本的にこの参考書をレベル別にこなしていくだけで、単語に関してはTOEIC900点以上までいけますよ。

 

自分のレベルに合ったものからスタート

この「速読英単語」シリーズはレベル別にたくさんの種類が発売されています。

無理をせず、自分のレベルに合ったものから取り組みましょう。

中学レベルの英単語なら速読英単語の中学版

まず、シリーズでもっとも易しいレベルのテキストはこれ。

中学レベルの英語に不安がある人はこれから始めるといいでしょう。

高校入試の分析を通じて、中学3年間で覚えておくべき重要語1300語を厳選したテキストです。

この段階では長文といっても長さは短めで、100語を超えることはほぼありません。ですから、長文を読み慣れていない学習者でも入っていけます。

高校レベルの英単語なら速読英単語の必修・上級・英熟語編

高校レベルの基礎を固めたい人はこれ。構成は中学レベルのものと一緒です。

3冊あります。「必修編」と「上級編」それから英熟語にフォーカスした「英熟語編」ですね。

できれば3冊ともやりましょう。

大学入試向けのの英単語学習はこの3冊だけでオーケーです。

高校生のやっている勉強は良くも悪くもやたらレベルが高いので、このテキストを3冊マスターすると社会人でも上位クラスの語彙力が身につきます。

大学~社会人レベルの英単語なら「速読速聴・英単語」シリーズ

中学と高校の英単語をほとんどマスターしている人はこれを使っていきます。タイトルが少し変わっていて、「速読速聴・英単語」シリーズといいます。

これのCore1900からスタートしましょう。Coreよりレベルの低いBasicやDailyはやらなくていいです。それは高校生レベルで使った速読英単語でカバーできる範囲なので。

「速読速聴・英単語」シリーズの最終目標はAdvanced1100です。これでTOEIC900点ぐらいのレベル。このAdvanced1100を見据えて学習していきましょう。

 

速読英単語の使い方

テキストの使い方を説明しておきますね。

まず、日本語訳を参照しながら普通に長文読解していきます。

次に単語の意味を確認しつつ暗記します。なるべく単語の意味を頭の中にイメージしながら、10回ぐらい唱えれば短期記憶に入ります。

最後に長文を5回~10回ぐらい音読します。音読するときも文章や単語の内容をはっきりとイメージしながら行うと効果が出ます。

 

翌日には単語だけチェックして、覚えているかどうか確認。

覚えていない単語にはチェックマークをつけてください(覚えたほうの単語にマークするのは非効率なのでやめましょう)。

 

また、音声を用意することを激しく推奨します。

これでシャドーイングをしましょう。リスニング力を中心に、英語の力が圧倒的に伸びていきます。

シャドーイングのやり方は以下の記事を参考にしてみてください。

関連:シャドーイングしても効果が出ない?【科学的に正しい方法を紹介します】

 

さらに語彙力を伸ばしたい人は「究極の英単語」

本棚に並んだ英単語テキスト

TOEIC900点ぐらいまでは、とくに何も考えず速読英単語シリーズだけやっておけばオーケーです。

長文のなかで、リーディング・リスニング・シャドーイング・音読を組み合わせながら語彙力を強化していきましょう。

しかしそれでもうボキャビルは意識しなくていいのかというと、そういうわけでもありません。

英検1級やTOEFLに挑戦する場合や、洋書をガンガン多読していくたい場合などは、ここからさらに語彙増強をはかります。

目標は1万2千語の語彙力です。

1万2千語をマスターしていると、ほとんどの洋書をスラスラ読めるようになってきます(古典作品や英詩はまだ苦労する)。

速読英単語シリーズだとそこまでカバーできないので、ここからは別の英単語テキストを使用する必要があります。

次にそれを見ていきましょう。

究極の英単語Vol3とVol4で1万2千語の語彙力を目指す

まずはアルクから出ている「究極の英単語」シリーズから。

これのVol3とVol4をやりましょう。

Vol.3が「上級の3000語」、Vol.4が「超上級の3000語」と銘打たれているように、この2冊をマスターすると上級以上の英単語6000語が習得でき、語彙力は今までの学習分と合わせてちょうど1万2千語に到達します。

Vol2まではやる必要ありません。そこは速読英単語でカバーできる範囲なので。

長文抜きの地道な英単語暗記はなかなかしんどいです。わりと苦行かも。一気にやろうとせず、毎日の習慣に組み込んで長期的に攻略してください。

テキストをセクションに分割し、復習を挟みながら進めるのがコツです。くわしくは以下の記事を参考にしてください。

関連:せっかく覚えた英単語を忘れて心が折れた?【正しい勉強法はこれ】

 

余裕があれば『英検1級出る準パス単』にも挑戦

余裕のある人はさらにこっちもやりましょう。

英検1級を受ける人が取り組む有名な英単語テキストで、範囲は「究極の英単語」Vol3~4とだいたいかぶってます。

こちらは2400語ですが、終盤に熟語編が300語あるのが強みです。

すでに「究極の英単語」をマスターしていますから、ほとんどの単語は知っているものになります。

したがってスイスイと学習が進み、わずかばかりの知らない英単語もピンポイントでさっと回収していけますよ。

無理にやる必要はありませんが、別の参考書を使って異なる視覚から記憶を上書きすることで、さらに英単語が定着する効果があります。長文を使えない領域ですから、こういう工夫も必要になってきます。

長文のなかで覚えなくても大丈夫なの?

でも「究極の英単語」と「パス単」って長文のなかで覚えるタイプじゃないよね。英単語は長文で覚えろって言われたばかりなんだけど…

たしかに英単語は長文の文脈のなかで覚えるに越したことはないんですよね。

でも、このレベルになると長文と組み合わせた英単語テキストが出てないからしょうがないんです。

それにこのレベルに挑戦する人であれば、すでにまとまった英文を読めるようになっているはず。

たとえば毎日英字新聞を読んだり洋書を多読したり。

だから個別に英単語を覚えても、毎日の多読のなかでその英単語と再会する可能性が高いのです。

すると単語のニュアンスを奥深くまで理解でき、文脈と結びついた記憶定着が実現します。

だからこのレベルの人は個別に覚える系の英単語テキストを使ってもいいんです。

 

さらに上を目指すなら辞書と単語ノートが必要

ここからさらに上の語彙力を目指す場合、専用のボキャビル勉強はしません。やろうと思ってもテキストがほとんど存在しないですし。

とはいえ多読や多聴を毎日こなしていくなかで、未知の英単語と遭遇することはよくあります。

さらなるボキャビル増強を目指すのなら、そのときに辞書を引いて単語の意味を調べ、暗記していきましょう。実践のなかで語彙力を増やしていく感じ。

辞書とか単語ノートとかが必要になるのはこの超上級レベルになってからです。

千野栄一は名著『外国語上達法』のなかで「辞書は中級以上の学習者用の道具だ」と書いていました。まさしくそのとおりで、英単語テキストが用意されている範囲ならわざわざ辞書とか使う必要ないんですよね。

しかし超上級レベルになるとテキストが用意されていないので、積極的に辞書を引いていく必要があるんです。

そして記憶に定着させるためには、単語ノートみたいなツールと工夫も必要になります。

 

まとめ

以上、英単語学習におすすめのテキストを紹介しました。

ざっくりと内容をまとめておきます。

・英単語学習は「速読英単語」シリーズと「究極の英単語」シリーズだけでオーケー
・自分のレベルに合ったテキストから始めよう
・究極の英単語Vol4を超えるレベルになると辞書と単語ノートが必要になる

 

英単語学習の具体的な記憶術&復習法については、次の記事で解説しています↓

【英単語を効率的に覚える方法】忘れない記憶術と復習法を解説
英単語の暗記で心が折れそうになるのは、英語学習あるあるの一つです。覚えるだけでもしんどいのに、せっかく覚えたものを忘れてしまうと精神的にくるんですよね。ゲームのセーブデータが消えた的なつらさがあります。しかし実は、科学的に効果が実証された英...

また英単語と並んで重要な英文法については、以下の記事でおすすめ参考書&勉強法を解説しています↓

英文法のおすすめ教材はこれ【4冊だけでマスター可能です】
英語上達のためには、英文法の知識は欠かせません。文法がわかってないと文章の意味を正確に理解する精読・精聴はできませんし、精読や精聴ができなければ多読・多聴もできないからです。またあのめんどくさい文法の勉強やらなきゃダメなのか…英文法に苦手意...

 

タイトルとURLをコピーしました