洋書で日本の青空文庫にあたる存在といえばOodles。著作権の切れた作品を無料で読むことができるアプリです。
僕もこのブログで激推ししていました。しかし最近のOodlesは広告が増えて使いにくくなったんですよね…
画面切り替え時に全画面広告が出るのはまだ許容できるとしても、本を読んでる最中にページ下部にずっとバナー広告がチカチカ表示されるのは致命的。
他になんかいいサイトないかな…と物色していて見つけたのがGrey ebooksというサイト。
非常に使いやすいので、サイトへのサポートもかねておすすめさせてもらいます。
洋書が無料で読み放題 Grey ebooksの魅力
Grey ebooksの魅力は色々ありますが、とくに大きいのは次の3つ。
・管理人の要約コメントが有益
・収録作品の選別がハイクオリティ
画面が圧倒的に見やすい
海外のサービスってUI(ユーザーに表示される画面)がゴチャゴチャして使いにくいことが多いんですが、Grey ebooksはその弱点から逃れています。
むしろスッキリとしていて使いやすい。ロードも早くサクサク動くユーザーフレンドリーなサイトです。
Oodlesは作家名や作品名を正確に記入しないとページが表示されませんでした。難しい名前とかだとけっこう苦労する仕様(ウィキペディアから英語名をコピペすることが多かった)
一方、Grey ebooksの場合はそもそも検索窓がありません。作家名や作品名のイニシャルからターゲットを見つけ出す仕様になっています。使ってみるとこれがかなり便利。
それ以外にもジャンルやシリーズで作品を探すことができます。
管理人の要約コメントが有益
Greyebooksでは、本ごとに管理人の要約がついています。本の内容をざっくり確認したいときに便利。
また「ガーディアン紙の選ぶ史上もっとも偉大な小説100選」とか「BBCの選出する傑作100選」とかの有名なランキングに選ばれている作品は、その旨も記載してくれています。
収録作品の選別がハイクオリティ
残念ながらラインナップの量ではOodlesにだいぶ劣る印象。しかし収録作品の選別が渋くてクオリティ高いです。
たとえば…
・プラトン全集
・ヴラヴァツキー『シークレット・ドクトリン』
・オーウェン『ヴェールの彼方の生活』
・『ラーマクリシュナの福音』
・『古事記』の英訳
などなど、マニアを唸らせる品揃え。管理人が東洋思想に関心のある人なのか、そっち系もやたら手厚い印象です。
Grey ebooksの使い方
Grey ebooksは手持ちのデバイスに本をダウンロードするためのサイトです。
ダウンロード形式は5つぐらいあります。洋書を選ぶと下の方に一覧でダウンロード形式が表示されるので、あとはそのボタンを押すだけ。
おすすめはepubでしょうか。キンドルと同じ形式なのでとりあえずこれでいいと思います。僕はぜんぶepubでダウンロードしています。
PDF形式が一番上に表示されますが、これは読みにくさで悪名高い形式なので避けましょう。
ダウンロードした洋書はReadEraで読もう
Grey ebooksではサイト内で洋書を読むことはできません(ダーウィン『種の起源』などオンラインで読める例外も一部ある)。あくまでもダウンロード専用。
ダウンロードした洋書を読むには、専用のアプリが別に必要です。といってもぜんぜん手間はかからないのでご安心を。
おすすめのアプリはReadEraというやつ。このアプリをインストールして立ち上げれば、すぐにGrey ebooksでダウンロードした洋書が読めます。
ReadEraは機能がすばらしい。
・広告は表示されない
・自動音声読み上げに対応
とくに音声読み上げは便利です。
ダウンロードした洋書ファイルの読み取りには特別な操作は必要ありません。スマホ内部にあるファイルを探して自動で表示してくれます。
Grey ebooksで好みの洋書をダウンロード→ReadEraを開くと洋書が表示されるのであとはそれを読むだけ。
まとめ
以上、無料で洋書が読めるGrey ebooksの紹介でした。
・ダウンロード形式はepubがおすすめ
・ダウンロードした作品を読むためには別のアプリを使う必要があり、おすすめはReadEra
おすすめの洋書はこちらの記事にまとめてあります↓