人に会わなくても英会話は上達します【人見知りでも平気】

人見知りの英語学習者にとって最大の難関が、英会話トレーニングです。

スーザン・ケインのQuietという本によると、アメリカですら人口の3分の1以上が内向的性格らしいです。日本ならその比じゃないくらい外向的シチュエーションが苦手な人は多いでしょう。

ここで苦労している人はそうとうに多いはず。

何を隠そう僕もそういうタイプですからよくわかります。僕の場合、人見知りを通り越して対人恐怖症のレベルですから。とくに集団がたむろしているような教室的な環境は天敵です。

それなのに英会話のスキルが必要になってくる場面ってあるんですよね。

いったいどうすればいいのでしょう？

ここでおすすめなのがオンライン英会話です。

オンライン英会話なら実際に人と会うことなく学習が進みます。普通の英会話スクールに比べれば、不安や緊張、エネルギー消耗が格段に緩和され、英語の学習のみに全力投球できるのです。

しかも普通の英会話スクールよりも成果が出ます。

以下、オンライン英会話の利点とその活用術を解説します。さらにおすすめのオンライン英会話サービスを紹介していきます。

オンライン英会話の長所はこの4つ

まずは、英会話教室と比較したときのオンライン英会話のメリットを挙げてみましょう。

・マンツーマンだから集団のストレスと無縁
・時間をかけただけ成長できる
・料金が圧倒的に安くてお得
・時間の融通が効くから拘束されない

1.マンツーマンだから集団のストレスと無縁

英会話教室では基本的に集団学習になります。マンツーマンのコースもあるにはありますが、値段が異様に高かったりして、やはりグループ学習が主流。

一方でオンライン英会話は、マンツーマンの授業が基本になります。

集団で活動するのが苦手だとか、みんなの前で恥ずかしい思いをしたくないという人でも、オンライン英会話なら敷居が低くなるのです。

2.時間をかけただけ成長できる

英会話スクールだと、自分がアウトプットしている時間は意外と少ないんです。しかも学習仲間の間違った発音や文法をインプットすることになります。

でもオンライン英会話なら、授業時間の全部が自分のための時間です。したがって、1時間の授業があれば1時間ぶんだけしっかり成長できるというわけです。

3.料金が圧倒的に安い

英会話教室の平均相場は、だいたい月額1万5千円前後でしょうか。しかも入会金として2万とか3万とか取られます。

それに対してオンライン英会話なら月額で6,000円前後とかが普通です。1レッスンあたりに換算すると100円ちょい。圧倒的に安いんですよね。

4.時間の融通が効く

オンライン英会話は時間帯が幅広く、スクールによっては24時間いつでも受講可能なところもあります。

忙しい人にとってこれは非常に大きなポイントで、オンライン英会話の強力な長所の一つです。

オンライン英会話のデメリット

こうやって聞くといいことばっかりみたいだけど、何かデメリットもあるんじゃないの？

オンライン英会話のデメリットは、現実空間での場数を踏めないことですね。これはメリットとコインの裏表の関係なのですが、ここは英会話教室に劣ります。

とはいえ、実践の場に慣れるのはある程度の実力がついてからでも十分です。しかもそのほうがスムーズにいきます。能力的にもメンタル的にも。

だから結局はオンライン英会話がおすすめになるんです。

オンライン英会話で成果を出すコツ

では次にオンライン英会話を上手に活用するコツを解説します。以下の3点を押さえておくと失敗を避けることができるでしょう。

・インプット学習で基礎を固めてから挑戦する
・授業前に軽く予習をしておく
・単語で返して文章で説明すると楽

コツその1 インプット学習で基礎を固めてから挑戦する

英語学習を初めた初期の段階でいきなり英会話に挑戦するのは無謀です。まずはインプット学習で単語、文法、リスニングの基礎を固めておきましょう。

英会話はゼロを1にするトレーニングではないです。自分のなかにインプットされている英語素材を、実践的にアウトプットするための回路を構築するのが目的なんですね。

基礎学習なしでいきなり英会話を始めても、まったく聞き取れないし、まったく話せないのが当然。それだと学習効果が薄いですよね。

まずはインプット学習で基礎を身につけて、それから英会話に向かうのが正解です。

コツその2 授業前に軽く予習をしておく

授業の前に軽く準備をしておくのがおすすめです。

どんな質問や返答をするかを考えて、あらかじめ英文に組み立てておくんですね。それを紙にメモして、パソコンやスマホの隣に置いておきます。そして本番ではそれをチラチラとカンニングするんです。

ガチガチに台本を固める必要はありません。しかしなにも準備せずに飛び込んで浅い会話に終始するよりも、こっちのほうが学習効果が深くなりますよ。

コツその3 単語で返して文章で説明すると楽

英会話授業でなるべく心がけたいのは単語だけの応酬にならないようにすること。

「どこで生まれましたか？」と聞かれて「あー神奈川」とか。「どこの国に行ってみたいですか？」と聞かれて「あーカナダ」とか。

しかし残念ながら普通はそうなります。文章で返すのって慣れるまではむちゃくちゃ難しいんですよね。

ここで使えるワザがあります。単語で返して、その単語を文章で説明するとハードルが下がります。

たとえば「あー神奈川」の次に「神奈川は東京の隣にあります（Kanagawa is next to Tokyo）」とか「東京ほどではないですがかなり多くの人が住んでいます（Many people live in Kanagawa, but not as many as in Tokyo）」とか2つ、3つの文章で補足説明するんです。

不思議なものでこうすると難易度が下がります。しかも話題が増えることで会話が盛り上がりやすくなるというオマケつきです。

質問に上手く返答できないという人は試してみてください。